2019-01-01から1年間の記事一覧
胸郭出口症候群に自信を持った理学療法を展開できていますか? 神経症状が絡むと、なんとなくつかみどころがなくて難しいし、とりあえず良い姿勢をとってもらおう! といった治療展開になっていませんでしょうか? 姿勢を修正することで、症状の改善が得られ…
「力を抜いて下さい」ってよく患者さんに言ってませんか? そうは言っても、なかなか力みが抜けないのが患者さんですよね。 そもそも患者さんは、力が入っているという自覚が無いことも、よくあります。セラピストがROMex.やストレッチを行うときには、す…
梨状筋ばかりストレッチしていませんか? これは一例ですが、 梨状筋症候群の患者に対して、梨状筋のストレッチだけ行っても必ずしも良くはなりません。 梨状筋よりも下方にある内閉鎖筋や上・下双子筋で坐骨神経の圧迫を受けるケースもあります1)。この場合…
体幹機能を評価するって難しくないですか? そもそもどう評価したら良いかわからないという理学療法士も多いのではないでしょうか。 体幹の評価方法には、 体幹筋持久力を評価する trunk flextionテスト や trunk extensionテスト、side bridgeテスト...体幹…
デュシェンヌ歩行には、3つのパターンがあります! 代表的な異常歩行というと、トレンデレンブルグ徴候やデュシェンヌ歩行(跛行)を挙げる理学療法士は多いのではないでしょうか。 デュシェンヌ歩行とは、 立脚側へ体幹が傾斜し、かつ骨盤の傾斜を伴う歩行1)2…
本日発売された"五十肩の評価と運動療法"を待ちわびていた理学療法士は多いのではないでしょうか? "運動と医学の出版社"から刊行される本は、今や大人気です。 理学療法士なら手元に一冊はあるのではないでしょうか。 さて今回は、"五十肩の評価と運動療法"…
殿部に疼痛を抱える患者さんって多くないですか? 梨状筋症候群は、その原因のひとつです。 そもそも梨状筋症候群とは、(主に)梨状筋が固くなったり攣縮することで、その中を通る坐骨神経を締めつけ、神経痛や感覚障害、筋力低下を引き起こす疾患 を言います…
梨状筋は、坐骨神経痛や非特異的腰痛の治療ターゲットになることが非常に多いです。 解剖学的肢位における梨状筋の作用は、股関節の外旋、伸展、外転であり、外旋が最も強い作用です。 ですが、、、 股関節の屈曲角度増加に伴い、外旋→内旋に作用が変わると…
結帯動作の獲得に難渋していませんか? 肩関節拘縮のある患者さんを担当し、懸命な理学療法を続けた結果、見事に肩が上がるようになった! その時に、、、 「先生、肩は上がるようになったのですが、背中に回すとまだ痛いんです」 こういった症例を経験した…
姿勢評価は、理学療法士にとって必須のスキルのひとつです。今回は、理想的な立位姿勢をご紹介します。 そもそも理想的な立位姿勢とは、 身体動揺が少ない 姿勢を乱すような重力の影響が最小 筋活動やエネルギー消費が最小 これらの要素が満たした姿勢を言い…
膝の裏に痛みを抱える患者さんって多くないですか? 整形やスポーツ領域に携わる理学療法士なら多く経験するのではないでしょうか。これは、いわゆる膝窩部痛と呼ばれるものです。この膝窩部痛ですが、いったい何が痛いのかわかりますか? 膝窩には神経、血…
非特異的腰痛の原因のひとつに、仙腸関節障害が挙げられます。実際の臨床では、仙腸関節に問題を抱える患者さんはかなり多いです。今回は、これは仙腸関節障害による痛みだ!と判断するための評価方法についてご紹介します。 まず、仙腸関節障害を疑うのは、…
「股関節がつまる感じがします」理学療法士なら、必ず聞いたことがあるのではないでしょうか。放っておくと、femoroacetabular impingement(FAI)や変形性股関節症を引き起こしかねません。股関節がつまる(股関節前方でのインピンジメント)原因には、股関節の…
表面筋電計は自分で作れます筋電計とは、簡単に言うと、筋活動を電気信号で捉える装置です。詳細は別の機会として・・・ 用途は、研究やリハビリ、スポーツ現場等にあります。10年程前までは数百万円払わなければ手に入らなかった高価な物でした。 最近にな…
肩関節には、5種類あります。 『肩関節』と聞いて、一般に想像するのが肩甲上腕関節ですが、あくまで5つあるうちの1つに過ぎません。 理学療法士であればそんなこと当然知っている、、、 とおっしゃる方もいるかもしれませんが、ぱっとすぐに5つ想像でき…